なぜ私はルーマスを作ったのか

なぜ私はルーマスを作ったのか?Looking back at Rumours #01

私は小さい頃から病気がちで運動神経も鈍く、人見知りでおまけにどもりで話すのが苦手で家の中で一人で遊ぶことが多くケンカの弱い根暗な子供時代を過ごし、いつもコンプレックスを抱えて生きていた。
でも自分にも一つぐらい得意なことがきっとあるはずだと探した結果、絵を描くことが好きだし描いている時が一番楽しいと気付いた。勉強もスポーツも友達もいない私は絵を描いて自分を表現することで少しずつ自分に自信が持てるようになっていった。絵を描いて自分の思いを誰かに伝えることが自分の武器になっていった。
絵を描いてみんなが振り向いてくれて喜んでくれて自分を認めてくれるのはとても嬉しかった。小中高と絵で自分を表現しいつか絵を描く仕事に就きたいと漠然と思っていたが深くは考えておらず絵描きよりデザイナーの方がなんとなく仕事になって稼げるだろう…と言う甘い考えでバイトで食いつなぐフリーター生活を27歳まで繰り返し、先輩から声がかかった販売促進の会社をこれまた曖昧に参加して2年で辞め、自分が社長になれば何か良いことが自然と起きるんではないかと勝手に思い込みルーマスを立ち上げた。
強い思いも明確な方向性も何もなくバブル時代の恩恵を受けられた時代で誰でも会社を作り誰でも社長になれる猿真似と親友の高い技術に助けられて何とか5人でやっていけるところまでいった。信念のかけらもなかったと思う。
経営について深く考えたことも実践したこともなく、ひたすら今日明日の売り上げ欲しさに飛び込みとテレアポを繰り返し、たまたま仕事をくれる人にぶち当たって食いつないでいただけに過ぎない。

結論

勉強もスポーツも人間嫌いな劣等感だらけの私が
社長と呼ばれる優越感と
絵が好きだったからルーマスはなんとなく作った。

なぜルーマスはコケたか?Looking back at Rumours #02

時代の恩恵と友達の技術で何とか食えていたがバブルが完全に弾けて会社の力と本当の実力が試されることになり、バカは馬鹿なりに考え安定収入を求めて安易にメーカーを目指し自社商品の開発に乗り出し、デザインで稼いだ利益を社員には相談もせずに勝手に注ぎ込みどれも大失敗。
市場調査もマーケティングも分析も無しで上手くいくはずもなく借り入れが膨れ始めてドンドン赤字になっていった。借金も実力のうちという銀行の口車に乗り借金がみるみる膨らんでルーマスは行き詰まり解散した。親友と社員には退職金どころか給料も遅延続きで次の行き先の相談にも乗れない酷い辞め方だった。
結局私はなんとなく勢いで会社をしていただけで自分の良さや悪さ、仲間の良さや悪さ、会社の良さや悪さには興味はなく、会社とはいったい何が必要でどうすればいいのか?何を準備してどうやって戦っていけばいいのか考えたこともなく無知のまま、現実から目を背けて日々をこなしていただけに過ぎなかった。
簡単にまとめると

  • ①自分の事が分かっていなかった。
  • ②仲間の事が分かっていなかった
  • ③会社の事が分かっていなかった。
  • ④何も経営をやっていなかった。

ノープランの社長の化けの皮が剥がれた!その結果借金だけが残った。自己破産も考えたが金融コンサルティングに相談したところ諦めないで自力で返しなさいと言われ何かが自分の中で覚悟で来た。

結論

自分の事も仲間の事も会社の事も世の中の事も何も現実を知らなかった。

なぜルーマスは
再び立ち上がったのか?Looking back at Rumours #03

借金があるのでやめることもできず一人でルーマスをやるしかない選択しか残されていなかった。 仕方なく金のためにやる状況に女房に愚痴をこぼしてみると、社員や世の中のせいではなく全てあなたが悪い!反省した方がいいと喝を入れられて生まれて初めて自分と向き合うことになる。 そして現実を知るためにデザイン会社の時にお世話になっていた方々の話を聞きに行った。そこで言われたことが私の人生を180度変えることになる。ヒアリングの結果「三井さんに期待してきたのはデザインのクオリティではない。三井さんに期待するのは自分の見えない自分たちの良さ(強み)に気付かせてくれる、強みを引き出してくれる」と言われ初めは何を言われているのか理解できなかった。 しかしよく考えてみると元々なんとなく絵が好きだからデザイン会社を立ち上げているわけだし、実は私には絵が好きなだけでデザインのセンスもスキルも強い思いもビジョンもないことは初めから分かっていたので、お客様の会社を自分の会社だと強く思って対応する以外できることが無かった。 ここからお客様と本気で向き合うというスタイルができて来た。今やれることは目の前のお客様の会社や商品や人材の事を自分がその会社の役員になったつもりで本気で考えると見えてくるものが違ってくるのです。それはお客様の一番のファンになることだと思うんです。一番の顧客になるとその会社の期待や強みや改善策が見えてくるのです。 それを総じて「強み引き出し」とお客様が名付けてくれました。お客様は自社の強みを理解しないで運営にあたっているケースが多かったんです。 みんなそれを望んでいたことが分かって来た。

結論

お客様ができない一番厄介な作業が自社の「強み」を知ることだった。
それを会社をダメにした経験から、
身をもって実践していったことが復活した原因だと思う。

ではこれからルーマスを
どうしたいのか?Looking back at Rumours #04

借金を返しどん底から脱出したが借金を返すのに必死とお客様優先で来て自社の事を後回しにして来た。 それに自分が商品になったため標準化がすることもできずに1代で終わるつもりだったが本音は私の後も永続して世の中の役に立ちたいし、自分の事が見えずになんとなく会社をやっていると自分のように失敗する経営者、中小企業の力になりたい。自分の現実から逃げて自分と向き合わなければ自分のようになる。 自分の強みや自社の強みを知らずに仕事を続けても一時はいいが長続きは決してしない。 自分を見失っている社長と会社の強みを引き出し元気な社長と中小企業を増やしたい!そうなれば日本を支えている中小企業元気になる。跡継ぎで継承できない中小企業がこれから次々と無くなり消滅していくだろう。 ものつくり日本の小さな力になりたい!それに元気な社長なら社員の強みを引き出し社員の働きやすい環境を作り社員は自ら考えて自ら動いて仕事をする「個人の強み引き出し」の需要が高まるはずだ。 本当に強みを引き出すとは

  • ①客から深く本当に逃げない
  • ②自分と向き合うことを深く本当に伝える
  • ③一回コケても必ずやり直せると深く本当に気付かせる
  • ④深く本当に面白くなければ好きになれない行動の後押しをする

自信を失い立ち止まっている人が自らイキイキと一歩踏み出せる支援のサービスを楽しくやるチームを作る いろんな事情で1回人生をコケた人も自ら立ち直れるヒントを出す支援のサービスを楽しくやるチームを作る

結論

本当に強みを引き出し「人を開花させる」世の中から
必要とされる会社にしたい!

そんな紆余曲折を経た
ルーマスの企業理念Corporate Philosophy

存在意義(社会に提供する価値)
AI、IoT、デジタルな仕組みの時代に人間しかできない創造を
人間らしさを開花させる使命感を持つ
経営の姿勢(経営を行う上で重んじること)
自分の成功や評価や富のためでなく
お客様の会社を自分の会社だと思って対応にあたる
行動規範(経営者・従業員の行動指針・得)
自分らしく自分と向き合い、自分らしく仲間と向き合い、
自分らしくお客様と向き合い充実した人生を送る

ルーマスの
経営ビジョンManagement Vision

市場・社会でのポジション
機械化仕組み化される中で一番面倒で厄介で標準化できない
難問である人間関係の問題にあえて挑む
事業運営の将来像
本当に行動まで変える強み引き出しを取得できる
人間の集団であること
組織と人のあり方・関係
自分を知り、仲間を認めて、会社が好きで楽しめる
人生の豊かさを信頼する組織

ルーマスを選んだ理由Why chose it

  • ルーマスしかできないから
  • 本気で向き合えば本気で返してくれるから
  • コンサルティングは信用できないから三井さんにした
  • この人なら弟を変えてくれると思った
  • コンサルティングは眠くなるがもう一度話しが聞きたいと思った
  • 結局は自分でやらないと駄目だと気付かせてくれるから
  • 事業計画に血と肉が付くと思ったから(今までは絵に描いた餅)
  • やり続けるんだと気付かせてくれるから
  • こんな経験は人生の中でなかなかないので社員に体験させたい
  • 教育会社の先生と社員の距離が縮まらないで苦労していたが、三井さんなら一緒に飲んでくれて、
    話してくれそうだから
  • 素直に行動する人には宝の山があるんだと実感させてくれるから
  • 結局、人を大切にしないと、経営者は独りぼっちになるんだと気付いたから依頼した
  • 言いっぱなしにならない気がしたから
  • 覚悟の入った社員を育成するのは社内ではなかなかできないから
  • 実は社長自身が変わらないと駄目だと分かっていたが、誰に相談して良いのか分からなかったから
  • 経営者仲間が良いといったから
  • 憧れの経営者が強み引き出しを導入しているから
  • 分かりづらいから、もう一度説明を聞きたいと思ううちに導入しようと思った
  • 自分で10年かかってもできなかったから(社員に覚悟を入れる)誰かに頼むしかないと思った
  • そんなこと(社員の強みを引き出す)ができるなら頼みたいと思ったから
ページトップ